2011 05.02 Mon 原発と怠惰な日常4 ～ 生命と放射線 ＣＡＴＥＧＯＲＹ ：調べ物

放射線は過剰なエネルギーをもった極微な粒子です。
これに衝突されるとさすがのDNAも故障します。
こうなった場合以下の行動がとられます。
1.損傷したDNAを補修する。
2.補修できなければ細胞ごと処分する。

2が取られるのは、ほおっておくと周囲に影響が出るからです。

が、タチの悪いものもいます。
DNAの特定の個所が破壊されるとそのDNAと細胞は、
・分裂の制限が効かなくなる。
・自殺しない（不死化）。
と言った無秩序を引き起こします。
ここまで来るともはや別の生物です。新生物と言います。
一般的には、悪性腫瘍やガン細胞とか言ったりもします。

が、しかし、
そんなものが一定の秩序を保つ生体内で長生きできるわけもなく、
ほとんどが殺されていきます。
ガン細胞は日常生活において1日5000個も出来てるのでそんなもんです。
この中でもタチの悪いものが発病するわけです。

さて、放射線に当たる、ということは
5000個を超えるガン細胞を生産することになります。
つまり、体調が悪化する確率が上がるのです。
短期間で消滅すると言っても、
その影響は吐き気や目まいといった形で現れます。

ですから、放射線は怖いのです。
目まいで済めば、最悪死に至る。
何が起きるかさっぱりわからない。

ですので、みなさん被曝には気をつけましょう。


ちなみに、新潟県の村杉温泉では、
3/23に東京の上水道で観測された210ベクレルを大きく上回る
700ベクレルもの放射能を持つが、周囲の人が別段がん発症率が高いとかは聞かない。

五頭温泉郷 村杉温泉 角屋旅館　放射能とは？