《「程子語録」から》酒に酔ったような、また夢を見ているような心地で、なすところもなくぼんやりと一生を終わること。　（出典：大辞泉）

程子語録には実際以下のような文がある。
＜原文＞
雖高才明智、膠於見聞、酔生夢死、不自覚也

＜書き下し（？）＞
才に高く智に明るしといえども、見聞に膠し、酔うように生き夢のように死ねば、自ずから覚らず。

＜意訳＞
いくら頭がよくても、見たものや聞いたことに固執して、ぼんやりと人生を過ごせば、自力で真実を知ることは出来ない。

つまり、
自分の頭で考えてみなくては、理を知ることは出来ないのである。
いくら本を読んで知識を蓄えたり、何かを体験したりしても、そいつらの持っている意味について考えなければ人生にとってあなたにとって意味がない。
そんな意味のない人生の過ごし方を「酔生夢死」というのだろう。