「世界は、それを知る者の前にはひとつじゃない」 - 壱原侑子(XXXHOLiC by CLAMP)
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じゃあ、せっかく(風邪引いて )引きこもってるからこの一年で習得した知識を。
なるべく簡単にできるよう心がけてみます。
====================================
昨今世界中で問題となる「地球温暖化」
あと何年で何度上がるとか、
二酸化炭素が危ないとか、
そもそも温暖化していない、むしろ寒冷化してるとか
皆好き勝手言ってるので、まず前提としての知識、「事実」のみを書きます。
第一回目のテーマは
「温室効果って何?」
です。続きからどうぞ。
なるべく簡単にできるよう心がけてみます。
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昨今世界中で問題となる「地球温暖化」
あと何年で何度上がるとか、
二酸化炭素が危ないとか、
そもそも温暖化していない、むしろ寒冷化してるとか
皆好き勝手言ってるので、まず前提としての知識、「事実」のみを書きます。
第一回目のテーマは
「温室効果って何?」
です。続きからどうぞ。
地球温暖化とは?
黒
という色は全ての光を吸収し、何の光も反射しないから暗く見えてるわけです。
では吸収された光はどうなったのか?
これは黒い服を夏場に着た人は分かると思いますが、熱になります。
光は太陽光電池から分かるとおりエネルギーの形のひとつです。
でもって熱もエネルギーの形態のひとつです。
(「エネルギー」自体は「物質に変化をもたらすもの」みたいにザックリ解釈してください。)
ここで真っ黒な物体、「黒体」というものが有るとします(実際には存在しません)。
黒体は「入射したエネルギーを完全に吸収し、そして熱を経て放射するもの」です。
地球は近い値が出るので、計算では黒体とみなしても差し支えないとされます。
ではここで問題です。
地球を黒体と見なしたとき、表面温度は何度でしょうか?
これを解くには以下用語が必要です。
(*は掛ける。/は割る。^は何乗を意味します)
1,ステファン・ボルツマンの法則
:黒体の放射するエネルギーは表面温度の4乗に比例
I = σT^4
(I は放射エネルギー、σは定数、Tは絶対温度)
2,太陽定数 So
:地球をただの円見なしたときに、その表面1m^2あたりに降り注ぐ太陽光の強さ
So = 1366W/m^2
3,アルベド A
:物体が光を反射する割合。反射率。
地球では A = 0.3
以上です。
さて、地球を黒体とみなすと、
太陽から貰ったエネルギー=地球が放射するエネルギー
が成り立ちます。
貰ったエネルギーは、太陽定数に反射を考慮して面積倍するので
So * (1-A) * πR^2
(Rは地球の半径)
放射するエネルギーは、表面積倍して
I * 4πR^4
ちなみに、
円の面積はπr^2、球の表面積は4πr^2で、
半径が同じなら面積は球が円の4倍です。
これらがイコールなので
So * (1-A) * πR^2 = 4πR^4 * I
地球の表面温度が知りたいので 、I を求めます。
I
= So * (1-A) /4
= 239.05
ステファン・ボルツマンの法則より
I = σT^4
σ = 5.67 * 10^(-8) を代入すると、表面温度Tは
T = 254.8 K
= -18.2℃
はいでました。地球の表面温度は-18℃です。
・・・んな訳ありません。寒すぎです。
Wikipediaによれば平均気温は15℃なので、計算よりも33℃も暖かい訳です。
誤差が出たのはなぜでしょうか。
じつは計算で考慮しなかったものがあります。
「大気」です。
上記の計算には地球を1000キロメートルの厚さで覆う大気がありません。
大気がなければ地球の温度は-18℃な訳です。
このように大気の温度を保つ能力を「温室効果」といいます。
どこに蓄えておくかというと、分子に振動として蓄えられます。
二酸化炭素や水といった違う原子からなる物質は、特定の波長のエネルギーを吸収し、プルプル震えるのです。そして振動する分子同士が衝突すると熱として出てきます。
二酸化炭素や水、メタンは地球が放射するエネルギー、つまり赤外線を吸収するのです。
ゆえにこれらの物質を「温室効果ガス」というのです。
というわけで、第一回を終わります。
まとめとして、
・温室効果ガスは存在する。
・これがないと地球は寒い。
です。
さて、今回のことから以下のことも分かります。
「地球の温度が上がる条件としては
・太陽が活発になって太陽定数が大きくなる。
・温室効果ガスの濃度が上がる。
がある。」
では次回「地球の温度変化」を予定してます。
さいならー。
(頭痛いから寝ます。。。zzz)
黒
という色は全ての光を吸収し、何の光も反射しないから暗く見えてるわけです。
では吸収された光はどうなったのか?
これは黒い服を夏場に着た人は分かると思いますが、熱になります。
光は太陽光電池から分かるとおりエネルギーの形のひとつです。
でもって熱もエネルギーの形態のひとつです。
(「エネルギー」自体は「物質に変化をもたらすもの」みたいにザックリ解釈してください。)
ここで真っ黒な物体、「黒体」というものが有るとします(実際には存在しません)。
黒体は「入射したエネルギーを完全に吸収し、そして熱を経て放射するもの」です。
地球は近い値が出るので、計算では黒体とみなしても差し支えないとされます。
ではここで問題です。
地球を黒体と見なしたとき、表面温度は何度でしょうか?
これを解くには以下用語が必要です。
(*は掛ける。/は割る。^は何乗を意味します)
1,ステファン・ボルツマンの法則
:黒体の放射するエネルギーは表面温度の4乗に比例
I = σT^4
(I は放射エネルギー、σは定数、Tは絶対温度)
2,太陽定数 So
:地球をただの円見なしたときに、その表面1m^2あたりに降り注ぐ太陽光の強さ
So = 1366W/m^2
3,アルベド A
:物体が光を反射する割合。反射率。
地球では A = 0.3
以上です。
さて、地球を黒体とみなすと、
太陽から貰ったエネルギー=地球が放射するエネルギー
が成り立ちます。
貰ったエネルギーは、太陽定数に反射を考慮して面積倍するので
So * (1-A) * πR^2
(Rは地球の半径)
放射するエネルギーは、表面積倍して
I * 4πR^4
ちなみに、
円の面積はπr^2、球の表面積は4πr^2で、
半径が同じなら面積は球が円の4倍です。
これらがイコールなので
So * (1-A) * πR^2 = 4πR^4 * I
地球の表面温度が知りたいので 、I を求めます。
I
= So * (1-A) /4
= 239.05
ステファン・ボルツマンの法則より
I = σT^4
σ = 5.67 * 10^(-8) を代入すると、表面温度Tは
T = 254.8 K
= -18.2℃
はいでました。地球の表面温度は-18℃です。
・・・んな訳ありません。寒すぎです。
Wikipediaによれば平均気温は15℃なので、計算よりも33℃も暖かい訳です。
誤差が出たのはなぜでしょうか。
じつは計算で考慮しなかったものがあります。
「大気」です。
上記の計算には地球を1000キロメートルの厚さで覆う大気がありません。
大気がなければ地球の温度は-18℃な訳です。
このように大気の温度を保つ能力を「温室効果」といいます。
どこに蓄えておくかというと、分子に振動として蓄えられます。
二酸化炭素や水といった違う原子からなる物質は、特定の波長のエネルギーを吸収し、プルプル震えるのです。そして振動する分子同士が衝突すると熱として出てきます。
二酸化炭素や水、メタンは地球が放射するエネルギー、つまり赤外線を吸収するのです。
ゆえにこれらの物質を「温室効果ガス」というのです。
というわけで、第一回を終わります。
まとめとして、
・温室効果ガスは存在する。
・これがないと地球は寒い。
です。
さて、今回のことから以下のことも分かります。
「地球の温度が上がる条件としては
・太陽が活発になって太陽定数が大きくなる。
・温室効果ガスの濃度が上がる。
がある。」
では次回「地球の温度変化」を予定してます。
さいならー。
(頭痛いから寝ます。。。zzz)
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自己紹介:
大学に入ってから理系教科ばっかになった反動で、趣味が完全に文系になってしまった大学生。
現在、期末試験&レポート締め切りに終われ夜も眠れない日々をすごしている。
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